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漢方と不妊

男性不妊

img_cat3-10_1現在では男性不妊症患者が増加しています。
以前は、健康的な若い男性の場合、通常1ccの中に一億近くの精子が見られましたが、今は、四千万程度が多く、中には一千万にも満たない男性もいます。
西洋医学が不得手とする男性不妊は、漢方治療の手助けが必要とされます。

WHOの基準
  • 1回の射精量が2ml以上
  • 精液1mlあたりの精子の数が2000万以上
  • 生存率75%以上
  • 運動率50%以上
  • 奇形率15%以下
男性不妊の原因は?

男性側の不妊の原因としては主に次のようなことが考えられます。

1.精子が十分に作られない。

  • 精子減少症:精子濃度2000万/cc以下
  • 絶対的精子減少症:精子濃度500万/cc以下
  • 無精子症:精子数0

2.精子の通り道に障害がある。

3.精子の運動率の異常。

  • 精子死滅症:運動能力のある精子がいないもの
  • 精子無力症:精子運動が著しく衰えているもの

4.性交、射精ができない。

  • 無精液症:射精液のないもの、逆行性射精など
  • 精液過小症:射精液0.5cc以下

漢方的には

男性不妊の主な原因は、腎虚(精力不足)や湿熱(油っぽいものや甘いもの食べ過ぎ・肥満・喫煙・過度の飲酒により熱が発生した状態)と考え補腎(精力を高め)清熱解毒(悪いものを出す)が治療方針となります。

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