高プロラクチン血症 : 排卵障害
「プロラクチン」とは脳の下垂体から分泌されるホルモンで、
乳汁を分泌させるように働く催乳ホルモンです。
出産後はプロラクチンの作用が乳汁分泌を促し、出産後すぐに妊娠ができないように排卵を抑制する働きがあります。
赤ちゃんを育てるためには非常に重要なホルモンです。
高プロラクチン血症の方は授乳期でもないのに母乳が出ることがあります。
一方検査で異常がなく母乳の分泌もないのですが、ストレスがあったときにプロラクチンが高くなったり、夜間のみプロラクチンが上昇する「潜在性高プロラクチン血症」もあり
不妊症の原因となります。
妊娠をのぞむ場合は、プロラクチンが15ng/ml以下が望ましいとされています。
※症状- 月経不順
- 乳頭に白いカスがつく
- 乳汁の分泌
- 胸がはる
▼基礎体温でみると
- 低温期から高温期への移行が悪いタイプ
- 全体的に凸凹が激しいタイプ
- 脳腫瘍
- 薬剤の副作用
- 甲状腺機能低下症
- ストレスなど
漢方的には
「乳汁」と「経血」はその「源」は同じものとして考えます。
赤ちゃんのことを乳飲み子(血のみご)と言われるのはそのためです。 「乳汁」と「経血」はともに血が変化したもので、それが上から出るものが乳汁で、下からでるものが経血となります。
そのため、本来母乳がでているうちは月経が起こらないのです。
高プロラクチン血症はバランスの乱れが原因のことが多く、それを整えるためには、ストレスをなくし情緒を安定させ気血の流れをスムーズにする漢方薬を使います。
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